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【垂水区の整体師が向き合う】パーキンソン病と「体を動かす」ということ

  • 7月5日
  • 読了時間: 4分

こんにちは、きしもとカラダcondiTionの岸本です。


今日は「パーキンソン病」についてお話しします。ご本人はもちろん、「親が診断されて、何をしてあげられるだろう」とご家族が悩まれることも多い病気です。垂水区でも、決して他人事ではありません。


はじめに大切なことをお伝えします。パーキンソン病は、整体で治す病気ではありません。治療の主役は、脳神経内科の主治医とお薬です。そのうえで「体を動かし、整えること」がこの病気とどう関われるのか——施術家の立場から、正直にお話しさせてください。


◾️ パーキンソン病って、どんな病気?

パーキンソン病は、脳の「黒質」という場所でドパミンという物質を作る神経細胞が少しずつ減っていくことで、体の動きの調節がうまくいかなくなる病気です。指定難病6にも登録されています。


代表的な症状は次の3つ(3大症状)とされています。

  • 静止時振戦 … じっとしているときに手足がふるえる

  • 筋強剛(筋固縮) … 筋肉がこわばって動きが硬くなる

  • 無動・運動緩慢 … 動作がゆっくりになり、始めにくくなる


進行すると、姿勢を保ちにくくなる「姿勢保持障害」や、歩き出しの一歩が出にくい「すくみ足」なども現れてきます。


◾️ 決してまれな病気ではありません

パーキンソン病は、2020年の厚生労働省の調査で患者総数が約29万人と報告されており、人口10万人あたり100〜150人ほどと推定されています。発症は50〜65歳に多く、高齢になるほど増えていきます。高齢化が進むなかで、患者数は年々増える傾向にあると言われています。


つまり、あなたのご家族やご近所にも、静かに向き合っている方がいるかもしれない——それくらい身近な病気なのです。


◾️ こんなサイン、ありませんか?

  • 片方の手が、じっとしているときにふるえる

  • 動作がゆっくりになり、着替えや歩行に時間がかかる

  • 歩くとき歩幅が小さく、腕の振りが減った

  • 表情が乏しくなったと言われる

  • 字を書くとだんだん小さくなる(小字症)

  • 前かがみの姿勢になり、転びやすくなった


気になるサインがあれば、まずは脳神経内科を受診してください。早く診断され、適切な治療を始めることが何より大切です。


◾️ 「動くこと」には、ちゃんと意味があります

正直に言うと、ここが今日いちばんお伝えしたいことです。


パーキンソン病は、お薬による治療が基本です。でもそれと並んで、リハビリ・運動療法が有効であることが、日本神経学会の『パーキンソン病診療ガイドライン』でも示されています。ストレッチや関節を動かす運動、ウォーキングなどの有酸素運動が推奨されており、歩行速度や歩幅の改善が報告されています。


さらに、発症早期〜中期の方が長期的にリハビリを続けることで、お薬が効きにくい「オフ期」の症状がやわらいだり、抗パーキンソン病薬の量が抑えられたという報告もあります。「動くこと」は、この病気と付き合ううえで、確かな支えになるのです。


◾️ きしもとカラダcondiTionにできること

私たちは、パーキンソン病を治療する立場ではありません。でも「体を動かしやすく整える」お手伝いなら、できることがあると考えています。


  • こわばった筋肉をゆるめ、関節を動かしやすくする

  • 前かがみになりがちな姿勢を、体の面から見直す

  • ご自宅でできるストレッチや体の動かし方をお伝えする

  • その日の体調に合わせ、無理のない穏やかな施術を行う



大切にしているのは、次の約束です。主治医の治療を何より優先すること。「治す」とは言わないこと。そして、ご本人のペースに寄り添うこと。


体が少しでも動かしやすくなり、毎日の生活が楽になること——それが、治療を続けていくうえでの下支えになればと願っています。


◾️ ご家族の方へ

パーキンソン病は、ご本人だけでなくご家族の負担も大きい病気です。だからこそ「一人で抱え込まない」ことが大切です。まずは専門の医療機関、そして地域の相談窓口を頼ってください。


そのうえで、体を動かし整える場所のひとつとして、垂水区・舞子の私たちを思い出していただけたら嬉しく思います。


あきらめず、でも無理をせず。体と一緒に、ゆっくり歩んでいきましょう。

神戸市垂水区舞子 きしもとカラダcondiTion

岸本 拝

 
 
 

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